2014年4月27日日曜日

26日
休日。生物園という場所へ。
蝶々。蝶々が飛び回っている光景を久々に見た気がした。
蜜を吸う蝶々は可愛い。

マティアス・チョッケ「文学亡者たち」をようやく手に入れる。
この本どこにもなさすぎ。

玉葱、人参、鶏肉とホールトマト、ヨーグルト、スパイスでカレーを作る。簡単で美味しい。

27日
今日の仕事先は鎌倉。
仕事なのにちょっとウキウキしながら向かう。
鎌倉は人で溢れかえっていた。
仕事では筋肉の使い方を失敗してしまい、汗が無数の水滴となって床におちてしまった。ちょっと京極くんみたいになってしまった。

せっかくの鎌倉なので少しお土産を買って帰宅。
昨日のカレーにさらにバターを加える。正解。
夜。身体ガタガタ。


2014年4月25日金曜日

24日
横浜・関内。
パステル画ってとても綺麗だ。
色の着いた紙に光と影を描いてゆく。
青の紙にのせる肌の色と
オレンジの紙にのせる肌の色は全然違う。
ぼんやりと色が浮き出してきたような絵。

ギリシャ料理を食す。初めて。
食べている時に良い匂いのする料理だなと思った。
絵の先生がステレオカメラが趣味だということで、撮影した立体写真を見せてもらう。小さな四角い箱を覗くとギリシャの街が浮き出して見えた。こういう写真を小さい頃どこかで見たことがある気がした。

そのあとダリの話を聞く。
「六つの本当の鏡のなかに仮に映し出される六つの仮想の角膜によって永遠化される、背後からガラを描く背後から見たダリ」と
「太陽の後ろ遥か遠くに全裸で出現するガラを見るために雲の形をした金羊毛を開けるダリの手」
ダリはステレオカメラで撮影したような両眼視差による立体を絵で表現しようとしていた時期があるという。
しかし二つの絵に同じ色をのせるという作業がどうしても出来ず、諦めたのだとか。

ウォーキング・デッド シーズン4の最終回。嗚呼。

北千住で鍋。
ムトミの恋の話。



2014年4月23日水曜日

バイトが終わって北千住でようやく今年の手帳を買う。
久々に夫婦で外食して、その後少しお酒を呑んだ。
バイトで私が思っていること。彫刻について初めて夫に話してみる。

明日のバイト先はクロッキーの初心者クラスとのこと。少し緊張する。ここ最近ずっと同じ姿勢のポーズだったから身体中が痛かったので、明日のことを思い、念入りに身体のメンテナンスをする。

身体を整え、ミヒャエル・ハネケ『71フラグメンツ』を見た。ちゃんとした状態でこの映画を見れたのは良かった気がする。とくに巻末のハネケのインタビュー。
太田さんの「真」と「実」の話を思い出した。
芸術のこと。どうしてこうも芸術作品に触れていると心が救われるような気持ちになるのか。


北千住のすし谷、一度入ってみたい。



2014年4月22日火曜日

70代のストイックな絵描き集団。

トミーとSkypeして、いくつかメールのやりとり。

マイケル・ムーア『キャピタリズム』とミヒャエル・ハネケ『セブンス・コンチネント』

「漠然とした不安ていうんですかね。漠然とした。」(ヒネミの商人)

2014年4月17日木曜日


12:06の大師線に乗って
12:13の東武線に乗って
12:24の常磐線に乗って
13:10のスクールバスに乗る。
規則正しい生活というものをあまりしないからここ1ヶ月のこの生活は新鮮で気持ち良い。

たくさんの人を見た。
たくさん人を見ると疲れる。
オーディションとかを開く人というのは凄いと思う。凄い体力と精神力だ。

人生間違えだらけで失敗し通しなのです。間違えないでおこうと思ってても間違うし、失敗する。
その繰り返しの中からでしか学べないような人間なのです。
いつか何処かに辿り着くかどうかもわからない。
でもグチャグチャしてたらいつか何処かに辿り着くという希望を持って生きていきたい。

16日
春の夕方は短くて、せっかく夕方を楽しみに1日過ごしたのに、あいにく地下鉄でその時間を迎えてしまった。

友人が舞台に招待してくれたので、バイト終わりに観に行く。
久しぶりに仕掛けてみたい欲求が高まった。周りのみんなよりわたしは1を膨らます力が弱く、0から生み出す欲求が強いのかもしれないと思う。
脳ミソがチカチカして興奮しながら家に帰る。
良い1日だった。


そして今日はお母さんどうもありがとうございました。

2014年4月16日水曜日

15日
毎日同じポーズを110分とってると、どんどん身体の細部にまで神経が行き届いていく。
左手の薬指の位置、右手の親指が触る腰の窪み具合。重心の揺れ方。必ず痛くなる場所。聞こえる音。粘土と水と木と針金の音。


長年言われ続けてきて、今日ようやく気付いたことがあります。
わたしはいつも遅い。


2014年4月15日火曜日

13日
酒宴。
温くんてほんとに良い名前。Onくん。

14日
達磨とお守りを納めに大師へ。
クロッキーと違って彫刻のモデルは長時間だから肩がこる。
ポーズしながら今夜は焼きそばにしようと決めた。
粘土でわたしが作られていく。
黙々とした時間が流れる。

カミーユ・クローデルの作品をいくつか。

2014年4月13日日曜日

11日
ロダンの造形したヴィクトルユーゴーの仮面のおでこがあまりにも美しかった。
体のラインの美しさを意識した日。

12日
天気の良い日が続く。
新宿御苑。桜。満開の桜。

下北沢で火鍋。

飴屋さんが書いていた。
「動物はすべて、ただ生きて、ただ死んでいく。 決して肉体を超えようとなどしない。むしろ、肉体に支配され続ける。それが生きるということだ。」

2014年4月11日金曜日

私が11体出来ていくという不思議。

明日は勉強のためにバイトの一環で美術館で彫刻作品を鑑賞する。



2014年4月9日水曜日

週4で芸大に通う。
20分の立ちポーズをこんなにたくさんしたことなかった。

以前は自分の体のバリエーションの少なさにいっぱいいっぱいになる時があって、時間が経つごとに追い詰められた。
あーこれさっきのやつとあんま変わってないとか、また首同じ角度しちゃったとか。
最近はいろんな稽古場に居れるようになって、いろんな人を見るようになって、バイトでももっと単純に考えられるようになった。
自分は、いままで形というものを全体ばかりで捉えてたんやなと。
ほんの一部分細部の変化でも人は状態の変化を感じている。
日常ではみんなすべて均一に意識しているわけではないし、意識が極端に一部に集中することだってたくさんあるし。
見られていると普段は出来るそういう単純なことをすぐ忘れてしまう。


春だね。

2014年4月7日月曜日

7日
こだまで。
米原、岐阜羽鳥、名古屋、三河安城、豊橋、浜松、掛川、静岡、新富士、三島、熱海、小田原、新横浜、品川、東京。

人に逢う。
逢って話をする。

始まりと終わりを感じる。

いつの間にか気づかないうちに変化してしまっている。
薄ぼんやりしたものを忘れないようにしたい。

3日〜
京都。大阪。
お母さんと妹とじっくり話す。
鳥鳥鳥。

「ヒネミの商人」のことも少し考える。思えば舞台はずっと西陽が差し込んでいて、逢魔が時だった。約115分の夕暮れ。
あの時間をもっとちゃんと体感したい。と思う。

雨。
明日は家族でお花見。上賀茂神社に行く予定。


2014年4月4日金曜日

人の思い出や記憶を巡る旅は楽しい。
ぐるぐるして。
ハッてして。
なんだか緊張して、ピタッと合う瞬間がある。

みんなどうにかしてがんばって生きてる。
10年前の自分が今のわたしを見たらたぶん凄いって言うだろう。
だから10年後のわたしがどうなってるか今のわたしには想像つかないけど、止まらず進んで行くことが出来れば、きっと大丈夫。

京都は雨。
桜いつまでもつかな。

2014年4月1日火曜日

遊園地再生事業団プロデュース「ヒネミの商人」公演終わりました。
お越しいただいた方々、お世話になった方々、本当にありがとうございました。

「ヒネミの商人」が終わった翌日、5時ごろ解散した打ち上げの感覚をひきずりながら、その日を最後に取り壊される蔵前駅の銭湯「梅の湯」で撮影をしました。小さな赤い唐破風屋根。格天井。鯉と宝船のタイル絵。背景画は男女湯にまたがる富士山。
「銭湯に嫁いでしまった嫁(失敗)」という設定で撮影。
明日はもうこの場所は消えるのかと思いながらの撮影は、その場に思い出も何もないのに何故か名残惜しい。

消えた街、消える銭湯。

その日の夜、笑っていいともが終わった。たくさんの人が集まって、たくさん泣いていた。
すごかったよ。あんな光景見れると思わなかった。本当にすごい最後だった。あんな猛者たちが一同に会するなんて。
明日からあの場所も無くなる。